『トム・アット・ザ・ファーム』イケメンのグザヴィエ・ドラン監督&主演のサイコサスペンス作品!
イケメンのグザヴィエ・ドラン監督&主演のサイコサスペンス作品『トム・アット・ザ・ファーム』からのセリフをご紹介します!
まずは⇩作品紹介⇩から。
【作品紹介】
邦題: トム・アット・ザ・ファーム
原題: Tom à la ferme
英題: Tom at the Farm
監督: グザヴィエ・ドラン
出演: グザヴィエ・ドラン、ピエール=イヴ・カルディナル、エヴリーヌ・ブロシュ、リズ・ロワ、エマニュエル・タドロス
あらすじ:
僕たちは、愛し方を学ぶ前に、嘘のつき方を覚えた。『わたしはロランス』で世界を魅了し、最新作『Mommy(原題)』で、J.L.ゴダールの作品と共に第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員特別賞に選ばれた弱冠25歳の美しき天才、グザヴィエ・ドラン監督・主演。息の詰まるような、愛のサイコサスペンス。(Amazon Prime Videoより)
©2013 - 8290849 Canada INC. (une filiale de MIFILIFIMS Inc.) MK2 FILMS / ARTE France Cinéma
【気になるセリフ】
ギョームの葬儀のために彼の実家にやってきた主人公トムから「あんたの世界のルールは知らないが もうたくさんだ」と言われ、逃げる彼を追い詰めた時のギョームの兄フランシスの言葉。
俺の世界についてとやかく言うな一度 始めたら――ゲームを続けろ
とても暴力的なシーンですが、観終わった後に思い返すと、このセリフがこの作品の行く末を暗示しているような感じでした!
上記のシーンの後、フランシスが家業を手伝ってくれるトムの傷の手当をしながら、上記のシーンについて語る時の言葉。
次に逃げる時は――
大豆畑にしろ
10月のトウモロコシは
ナイフだ
トムがトウモロコシ畑の中を逃げるシーンを観ながら、ついついトウモロコシの葉で顔や身体がピシピシと切られるのを想像して目を細めて観ていたため、このセリフで「そうそう!ホントそうだよ!!」と思ってしまいました(笑)
これで、トムは攻撃的なフランシスの優しい一面に気付いてしまいましたね!
フランシスから首を絞められながら、トムが放った言葉。
同じ匂いだ
彼の匂い
声も同じだ
あの心惑わす声・・・
完全に囚われてしまいましたね。。。
この作品は、主人公の微妙な心の移り変わりをうまく描いた作品で、ドメスティックバイオレンスに耐えてしまう人たちは、こういう風な心理状態なんだろうな~と怖くなりました。
そして、この作品はこれで終わるわけではなく、主人公のトムがフランシスの秘密を知ってしまった時に、より恐ろしさを感じます。
フランシスの攻撃性が一番よく表れていたセリフは、女性にとって本当に憤りを感じるものだったので、ここでは省いてありますが、気になる方は、トムの同僚のサラが農場に現れてフランスと2人きりになるシーンをチェックしてみて下さいね!
フランシスのお母さんは一見優しい感じですが、時折、フランシスは母親からその遺伝子を受け継いだのかという場面が多々あり、そこも要チェックです。
あと、エンディングで、フランシスが背中にUSAとその国旗がデカデカと描かれたジャケットを着ているのですが、カナダが舞台の映画なので、私はそれを観ながらとても気になっていたところ、その後のエンドクレジットで流れる曲を聞いた時にハッとしました。
若くイケメンのドラン監督は、アメリカに対して相当言いたいことがあるんでしょうね!
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