「モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~」エピソード8.“人生の最終ラップは より甘く”(英語セリフ付き)
私の大好きなニューヨークが舞台で、とても評価の高いドラマ 「モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~」のエピソード8.“人生の最終ラップは より甘く”を観ましたので、そこからのセリフをご紹介いたします。
まずは⇩作品紹介⇩から。
【作品紹介】
邦題: モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~ ep8. 人生の最終ラップは より甘く
原題: MODERN LOVE ep7. "The Race Grows Sweeter Near Its Final Lap"
監督: トム・ホール
出演: ジェーン・アレクサンダー、ジェームズ・サイトウ、クリスティン・ミリオティ、ローレンティウ・ポッサ、キャサリン・キーナー、デヴ・パテル、アンディ・ガルシア、アン・ハサウェイ、ゲイリー・カー、クインシー・タイラー・バーンスタイン、ティナ・フェイ、ジョン・スラッテリー、ソフィア・ブテラ、ジョン・ギャラガー・Jr、ジュリア・ガーナー、シェー・ウィガム、オリヴィア・クック、アンドリュー・スコット、Brandon Kyle Goodman
シリーズあらすじ:
思いも寄らない人物との友情。失恋のやり直し。転換期を迎えた結婚生活。デートとは言えないかもしれないデート。型にはまらない形の家族。これらすべては、ニューヨーク・タイムズ紙の人気コラム「Modern Love」に実際に投稿されたエッセーに基づく、愛の喜びや苦悩についてのユニークな物語だ 。
エピソードあらすじ:
老人の愛は独特だ。70代や80代にもなると、人生の酸いも甘いも経験し、己が何者かを思い知ったうえで、妥協する術を身につけている。そして人生のゴールテープはもう目の前に迫っていた。
*Amazon Original
【気になるセリフ】
老年になって結婚した夫婦の夫ケンが亡くなり、彼のお葬式で、妻のマーゴが行うスピーチでの言葉。
〖日本語字幕〗
老年の恋は特別で
より現実的です
〖英語〗
Old love is different, more realistic maybe.
始まる時から、もう既に終わりを意識しているということですね。
今の私には想像もできませんが、頭の片隅に死を意識しながらも、⇩のように若者と同じように恋が出来るなんて、人間って素晴らしいですよね。
マーゴのスピーチでの言葉2。
〖日本語字幕〗
ケンと私は若者たちが
することを全部しました
恋に落ち 旅行をし
部屋の模様替えをしました
庭いじりをし
回顧録を書き終えました
彼は私を“大事な人”と
〖英語〗
Old love is different, yet it is also the same because Ken and I did everything that young people do.
We fell in love.
We travelled.
We remodeled the house together.
We planted the garden.
I finished the memoir.
He called me sweetheart.
このスピーチ全体の間、マーゴとケンの2人がいかに愛し合っていたか、いかに幸せだったかが窺える映像&セリフがたくさん出てきます。
もう涙腺崩壊です(笑)
マーゴのスピーチでの言葉3。
〖日本語字幕〗
老年でも驚くほど
豊かに成熟します
〖英語〗
Young love, even for old people, can be surprisingly bountiful.
先のold love(老年同士の恋)との対比でyoung loveが使われているのだと思いますが、この場合は、若い人同士の恋という意味ではなく、even for old peopleで補足されているので、直訳すると、シニア同士の間であっても “(時間の経っていない)若い恋は”、驚く程豊かに成熟する、と言いたいのだと思います。
シニアになって新しく恋をする人たちも、若者たちと同じく、誰かを好きだという気持ちは変わらないのでしょうし、若い頃からずっと愛し合っているご夫婦も、新鮮さという面での違いはあるものの、この人が好きだという感覚自体は同様で(私の願望です 笑)、且つ、長い時間を過ごした分、より深く成熟した愛情も、それとは別であるのだろうなと思います。
もちろん、引退した旦那さんにずっと家にいられて困っている奥さんたちも沢山いらっしゃいますが、やはり私は、歳を取っても仲の良い、マーゴとケンのような微笑ましい老年夫婦になるのが夢です。
このエピソードには、マーゴとケンの恋物語と共に、今までのエピソードに出て来た主人公たちのちょっとした物語も挿入されます。
「この人はこの時はこういう状態だったんだ!」とか、「あの人はあの後そうなったんだね!」みたいな新たな発見があり、このシーズン全てのお話がニューヨークという1つの街の中で起きていて、皆こういうところで繋がっていたんだな~と分かります。
そこで改めて、この美しいニューヨークという街も、このドラマ全体としての最も重要な主人公の1人であることに気付かされました。
東京でも、どんな街や村でも、人間がいる限り、こういう素敵な物語が星の数ほどあるのでしょうね。
若い頃によく、カフェから外の行き交う人々を見て、あの人たちはどんな人生を送っているんだろうと妄想したりしていたのを思い出します。暇だったのかな?!(笑)
こんな素敵な物語がとても似合うニューヨークに、また遊びに行きたいなぁ~と思いを馳せながら、シーズン2の登場を待ち侘びようと思います!
今はそんなニューヨークも医療崩壊で大変なことになっており、とても心配ですが、そういう東京もかなりの危機的状況になってきたので、より気を引き締めて、一日も早く世界の状況が収束に向かいますよう、心より願っております。
皆さんも、本当にお気を付けて下さい!