気になるセリフ

映画やドラマ作品の中で気になるセリフをピックアップ

「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」シーズン1:エピソード1. “誕生日”(英語セリフ付き)

素晴らしい構成に驚く「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」のシーズン1:エピソード1. “誕生日” からのセリフをご紹介いたします。

 

 まずは⇩作品紹介⇩から。 

 

 【作品紹介】

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91+QgftdAJL._SX450_.jpg

邦題: THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから s1. ep1. 誕生日
原題: This Is Us  s1. ep1. "Pilot"
監督: グレン・フィカーラジョン・レクア
出演: マイロ・ヴィンティミリア、マンディ・ムーアスターリング・K・ブラウン、クリッシー・メッツ、ジャスティン・ハートリー、スーザン・ケレチ・ワトソン、クリス・サリヴァン、ロン・セファス・ジョーンズ
シリーズあらすじ:
これはあなたの物語です。誕生日が同じ36歳の男女3人。自分が演じる役に嫌気がさしているイケメン俳優、"脱肥満"を目標に努力する女性、幸せな家庭を築いているエリートビジネスマン。置かれている状況も性格もまったく異なる彼らには、誕生日以外にも共通点があった…。人生の壁を乗り越えようとする中で、それぞれが大切なものを失い、そして見つけ、3人の運命の糸が次第にたぐりよせられていく。
エピソードあらすじ:
36歳の誕生日。俳優のケヴィンには危機が訪れ、減量に悩むケイトには出会いが訪れる。ランダルは自分を捨てた父親に会いに行く。そしてジャック夫妻は早産に挑むが…。Amazon Prime Videoより)
提供:20th Century Fox Television

 

 【気になるセリフ】

73歳の老年の産婦人科医であるドクターKが、早産で運ばれてきて担当医師不在の状況にパニックになるレベッカに、自分は長年の経験があるプロだということを表現する言葉の一部で、彼女を笑わせようとして言ったお言葉。

〖日本語字幕〗

衰えたら引退して

楽しい事もできるのに

女性のバギナから

肉の塊を出すよりもね

 

〖英語〗

There are days that I wish they weren’t, because then I would retire and spend my remaining days doing something more glamorous than pulling eight-pound objects out of women’s vaginas.

レベッカはとりあえず安心しますが、彼女の夫であるジャックは吹き出していました。

こんな冗談を言っちゃうお茶目なお医者さんですが、3つ目のセリフのようにオシャレで感動的な言葉も言っちゃいます!(笑)

 

見た目は良いがちょっとおバカという典型的な役で昼ドラの人気者になったケヴィンが、今後は演技派としてやっていきたいと葛藤する中で、ある瞬間に、観客やスタッフの前でその不満を爆発させてしまった時の発言。

〖日本語字幕〗

金をもらった俺も

俺を有名にした方も恥を知れ

 

〖英語〗

Shame on me for taking money!

Shame on you for making me famous!

Shame on all of us!!

私のような凡人から見ると、それでも立派な成功者なわけなので、ただのワガママにも聞こえますが、役者さんたちは常にこういう葛藤が尽きないのでしょうね。

もちろん葛藤することで成長するので、葛藤するのはとても良い事なのですが、有名になれたのは誰のおかげだということを忘れてはいけませんよね!(笑)

 

1つ目のセリフを言ったドクターKが、たった今辛い経験をしたジャックに語った感動的なお話の中で紡いだお言葉。

〖日本語字幕〗

こう考えたいんだ

君も年老いた頃に――

自分の経験を

若者に語るだろうと

人生が差し出した

酸っぱいレモンを――

レモネードに変えた経験を

 

〖英語〗

I'd like to think that maybe one day you'll be an old man like me talking a younger man's ear off, explaining to him how you took the sourest lemon the life has to offer and turned it into something resembling lemonade.

ドクターKは後のエピソードにも出てきますが、本当に良い人で、将来機会があれば、こういう人情や使命感たっぷりの素敵な先生に赤ちゃんを取り上げてもらいたいな~と思います。

 

脚本、演技、演出、全てが素晴らしいのですが、このエピソードは特に構成に驚かされます!

最後の方で、ある事実にハッとするんです!!

そして、そうだったのかぁ~!!!となり、製作者の思うつぼにはまった良いお客さんになったことすらも心地良く感じる素晴らしい作品でした(笑)

とってもいい作品だと思うので、是非、皆さんにも良いお客さんになってみて欲しいです!

 

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『美術館を手玉にとった男』本当にあった驚くべき人物のドキュメンタリー!!(英語セリフ付き)

こんなことが本当にあったの?というような驚くべき事件の中心人物を追うドキュメンタリー作品『美術館を手玉にとった男』からのセリフをご紹介します!

 

まずは⇩作品紹介⇩から。

 

【作品紹介】

邦題: 美術館を手玉にとった男
原題: Art and Craft
監督: サム・カルマン、ジェニファー・グラウスマン
共同監督: マーク・ベッカー

出演: マーク・ランディス、マシュー・レイニンガー、アーロン・コーワン 
あらすじ: 

2011年、アメリカの多くの美術館で展示されていた大量の絵画が、贋作であることが発覚した。この事件は極めて特殊な贋作事件で、一人の男が精巧な贋作を100点以上制作し、法外な金額で売ることができるにも関わらず、それらを無償で寄贈していたのだ。男の名はマーク・ランディス。彼は長年にわたり、15世紀のイコンから、ピカソマグリット、ディズニーまで、幅広いスタイルの絵画を模倣し続けてきた。そして“慈善活動”と称し、神父など様々なキャラクターに扮して、それらの贋作を美術館に寄贈してきたのだ。騙された美術館は全米20州、46館にものぼった。(Amazon Prime Videoより)
©Purple Parrot Films

  

【気になるセリフ】

大量の贋作を作成し、本物と偽った上で、様々な美術館へ無償で寄贈し続けるマーク・ランディス氏の発言。

〖日本語字幕〗
“必要は発明の母”だが
時として――
“偽りの継母”
ということもある
良い得て妙だ
 
〖英語〗
Necessity is the mother of invention, and sometimes the stepmother of deception.
That pretty much takes care of things.

調べてみると、『Charlie Chan's Secret(原題)』に出て来る主人公の言葉 "Necessity mother of invention, but sometimes step-mother of deception." を引用したようです。

確かに“良い得て妙”ですし、彼の行動がよく当てはまっていますね!

 

アートのプロたちがことごとく騙されるような凄い絵を描くマークが放った言葉。

〖日本語字幕〗

私は芸術家じゃない・・・

ただの図画工作だよ

テレビを観ながら やるだけだ

 

〖英語〗
I’m not really an artist.
I just used to... like to do arts and crafts... when I’m watching TV.

彼が言うように、彼にとっては本当に図画工作なのかもしれません。

彼が名画をコピーしている様子を見る限り、一般的なイメージのアーティストのように、これだけに集中して他は目に入らないという感じではなく、こうやってやるんだよと説明しながらサラッと作っちゃうんですよね。 

しかも、額などの材料もどこにでもあるスーパーで買っているようなんです。

それなのに、プロの目を欺けるなんて、本当に才能ってスゴイなぁ~と心から思います。

 

こちらも、マークのお言葉。

〖日本語字幕〗

自分の才能がどうであれ――

人は皆 役に立つ人間で

ありたいと思う

だから人は各々違うけど

同じとも言える

世の中には無数の物語がある

これは一例だ

これが私にできる
最大限のことだ

 

〖英語〗

We all like to feel useful.

Whatever ability we happen to have, we like to make use of it.

So, everyone's different, and everyone's the same..., and there are three million stories in the naked city..., and this has been one of them..., and that’s kind of the best way I can put it.

そうですよね、皆、役に立つ人間でありたいと思っていますよね。

彼は本作の中で、自分の描いた絵(贋作)を美術館に無償で寄贈することで “philanthropy(慈善活動)” をしているのだと語っています。

 

自分では慈善活動だと思っているので、事件で有名になった後も、彼は彼なりの“慈善活動”を粛々と続けているようです(笑)

どうやって??と思いますよね?

そして、30年間もずっと明るみになっていなかった事実はどうやって暴かれたのか?

その発端となった、マークをずーっと追っていた人物が、ある興味深いイベントで、彼と因縁の再会を果たすのですが、そのイベントとは?

また、その時の2人の再会の様子は??

マーク自身だけでもとても興味深い人物なので、もっと色々知りたい気もしましたが、彼を取り巻く人々も面白く、騙されたキュレーターたちの証言もちゃんと記録されています!

本編中の中で、マークに大変興味を持ったシンシナティ美術館のキュレーター、アーロン・コーワン氏が、「行為自体がアートのようだ」と言っていましたが、私も心から同感です!

 

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『湯を沸かすほどの熱い愛』予想していなかった展開が観られる昭和風情漂うドラマ!!

ただ単に、肝っ玉母ちゃんの出て来る感動ドラマだと思っていたのですが、予想していなかった展開を迎える昭和風な映画『湯を沸かすほどの熱い愛』からのセリフをご紹介します!

 

まずは⇩作品紹介⇩から。 

 

【作品紹介】

題名: 湯を沸かすほどの熱い愛
監督: 中野量太
脚本: 中野量太
出演: 宮沢りえ杉咲花、伊東蒼、篠原ゆき子駿河太郎松坂桃李オダギリジョー
あらすじ:
銭湯・幸の湯を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘を育てていた。そんなある日突然、余命2ヶ月という宣告を受ける。その日から彼女は「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。(Amazon Prime Videoより)

© 2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

 

【気になるセリフ】

冒頭のシーンで、休業中の銭湯の入口に貼られていた貼り紙に書かれた文字。 

湯気のごとく

店主が蒸発しました

当分の間

お湯は沸きません

幸の湯

セリフではないのですが、休業の貼り紙にこれを書くとは、相当な図太さを持った方ですよね(笑)

その推察通り、この映画は、宮沢りえさん扮する物凄い肝っ玉母ちゃんのお話です!

 

その肝っ玉母ちゃんの双葉に仕事を頼まれていた探偵の滝本が、彼女のことを形容するお言葉。

不思議な人です

あの人のためなら、何でもしてあげたいって思うっていうか…

多分それって、その何倍もしてもらってるって思えてるからなんじゃないかなーって

そういう方、たまにいらっしゃいますよね!

こういう風に思える人が周りにいること自体、自分は幸せなのだな~と強く思いますが、ゆくゆくはそう思われるような人になりたいですね。

それにしても、今ふと思ったのですが、この探偵さんは双葉にそんなに色々してもらってたかな~?と疑問に思ってしまいました。

ただ単に、私が映画に出て来たエピソードを忘れてしまっただけのことかもしれませんが、双葉の方が滝本に色々してもらっていたように見えました。(一瞬、滝本の娘に双葉が優しく接する場面はありましたが…)

滝本の立場から考えると、彼は双葉から何かをしてもらったというより、彼女の人間性や生い立ちを知ったことで、何でもしてあげたいと思ったのかもしれませんね。

 

この作品は、娘が苛められて登校拒否になりそうになったくだりやら、双葉がある人に急にビンタを食らわすシーン等々、今の時代に観ると少し驚くような場面がちょくちょく出て来るのですが、それもこれも、昭和風情漂う町で、昭和な肝っ玉母ちゃんが起こす行動で、周りも昭和な人々だからこそ全てうまく事が運んだんだろうなーというような、昭和が鍵となる映画だなぁ~と感じました。

それにしても、これまた昭和な雰囲気が漂うダメダメ夫をオダギリジョーさんが好演されているのですが、いくらオダギリさんみたいなイケメンでも、あんな頼りない夫は絶対に嫌だと思いました!(笑)

あと、宮沢りえさんの演技が素晴らしく、特に、死の床についているあのシーンは、リアル過ぎて本当に怖いぐらいで、(怒られるのを覚悟して言うと)少しホラー映画を思い出すぐらいでした…。

どんな感じなのか、気になりませんか??(笑)

 

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『メイジーの瞳』思ったよりサラッと観られるドラマ作品(英語セリフ付き)

前々から気になっており、結構ヘビーなのかと思って後回しにしていたのですが、観てみると、案外サラッと観られた『メイジーの瞳』からのセリフをご紹介します。

 

まずは⇩作品紹介⇩から。

 

【映画紹介】

邦題: メイジーの瞳
原題: What Maisie Knew
監督: スコット・マクギー、デヴィッド・シーゲル
出演: ジュリアン・ムーアアレキサンダー・スカルスガルド、オナタ・アプリール、ジョアンナ・ヴァンダーハム、スティーヴ・クーガン
あらすじ: 

離婚した両親の家を10日ごとに行き来することになった 6歳のメイジー。 ベビーシッターだったマーゴが、父と再婚。母は心優しいバーテンダーリンカーンと再婚する。 自分のことに忙しい両親は、次第にそれぞれのパートナーにメイジーの世話を押し付け、 マーゴとリンカーンと過ごす時間がほとんどになるメイジー。 ある日、母が突然ツアーに出かけ、メイジーは独り夜の街に置き去りにされてしまうのだが――。(Amazon Prime Videoより)
© 2013 MAISIE KNEW, LLC. ALL Rights Reserved.

  

【気になるセリフ】

メイジーの離婚直後の母スザンナが、バーテンダーリンカーンなら自分がいない時にあなたを見ていてくれると言った後、メイジーにかけた言葉。

〖日本語字幕〗
だから結婚したの
あなたのために
 
〖英語〗
I married him for you.
I married him for you.

この時は、娘に結婚したことすらも言っていない挙句、学校のお迎えにほぼ面識のないリンカーンを寄越した身勝手な自分を、それもこれも全部“あなたのために”と正当化して誤魔化しただけなのかと思っていたのですが、リンカーンがメイジーと遊んであげているのを見て嫉妬するシーンや、⇩のセリフで 本当にそうだったことに気付かされます。

 

メイジーが自分の書いたお話を母とリンカーンの前で読み上げ、リンカーンが自分の実の娘かのように誇らしげにメイジーを褒めたのを見た時のスザンナの言葉。

〖日本語字幕〗

気づかないと思う?

娘に取り入るなんて

あきれたわ

 

〖英語〗
What?  Am I invisible?
You know you don't get a bonus for making her fall in love with you.

直訳すると、「何事?私が見えないの?彼女(娘)をあなたに恋に落ちるよう仕向けてもボーナスはもらえないって知ってるわよね。」となりますが、結婚した直後の相手にこんな皮肉言う人います?(笑)

やっぱり彼のことが好きで結婚したわけではなく、元夫がメイジーのベビーシッターだった若くて美しい女性と結婚したのに対抗し、且つ、自分がいない時にメイジーの面倒を見ていてくれる若くて裕福ではないイケメンを、ベビーシッターを雇うぐらいの感覚で、結婚という形で拘束してみたということだったのでしょうね。

 

メイジーの両親は、2人ともとても身勝手な人たちで、娘の前でも汚い言葉で罵り合いますが、かと言って、2人とも娘を愛していないわけではなく、単独親権を争ったりもします。

でも、都合が悪くなると誰かに娘を押し付け、状況が落ち着くとまた身勝手に取り返すというようなことを繰り返すので、2人にとって娘はお気に入りのおもちゃのような感覚なんでしょうね。

私の周りではそういう事は聞いたことはありませんが、実際には時々あるようですし、もっと酷い状況もたくさんありますよね。

しかも、メイジーには、血は繋がらなくとも大切に面倒を見てくれる心優しい人たちがいてくれることもあり、思ったよりはサラッと観られる感じでした。

更に、その心優しい人たち(アレキサンダー・スカルスガルドジョアンナ・ヴァンダーハム)が双方ともに美しいとあれば、より観易いですよね!

ちなみに、ジュリアン・ムーアの嫌な女役、スティーヴ・クーガンのテキトー男役が相変わらずはまっており、メイジー役のオナタ・アプリールちゃんの素晴らしい演技&可愛らしさと言ったらなかったです!

 

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『私が、生きる肌』いい意味でクレイジー過ぎるアルモドバル作品!!

大好きなアルモドバル監督の『私が、生きる肌』を久しぶりに観てみましたが、やっぱりアルモドバル先生はクレイジー過ぎて素敵です!!

ということで、今日は『私が、生きる肌』からのセリフをご紹介します。

 

まずは⇩作品紹介⇩から。

 

【映画紹介】

邦題: 私が、生きる肌
原題: La piel que habito
英題: The Skin I Live In
監督: ペドロ・アルモドバル
出演: アントニオ・バンデラスエレナ・アナヤ、マリサ・パレデス、ジャン・コルネット、ロベルト・アラモ、ブランカスアレス、スシ・サンチェス
あらすじ: 

天才的な形成外科医ロベル・レガルは、神をも恐れぬ男だった。12年前に最愛の妻を失った悪夢のような出来事をきっかけに、あらゆる良心の呵責から解き放たれた彼は、倫理的に危うい遺伝子実験に没頭し、妻を救えるはずだった“完璧な肌”の研究に心血を注いできたのだ。その実験が最終段階に差しかかった頃、ロベルは監禁した“ある人物”の肉体に開発中の人工皮膚を移植し、ベラ・クルスという亡き妻そっくりの美しき女性を創り上げていくのだった…。(Amazon Prime Videoより)
© El Deseo D.A., S.L.U. All Rights Reserved.

  

【気になるセリフ】

アントニオ・バンデラス扮する主人公のロベルが、学会で自分の実験に関して述べる時の一番最初の言葉。

〖日本語字幕〗
顔はその人自身です
火傷の患者にとって
命を救われる以上に――
“顔を持つこと”が重要です

確かに、顔はかなり重要ですよね。

これは、ロベルの過去の経験から来た言葉なのですが、もちろん、“命を救われる以上に”という部分は人によって様々な意見があると思います。

しかしながら、ニキビが一つできただけでも気になるぐらいなのに、顔全体に火傷の痕が残ってしまった方の想いは計り知れませんよね。。。

 

ロベルが、亡き妻そっくりのベラに向けて放った言葉。

〖日本語字幕〗

君の人生は

その膣にかかっている

膣は命の息吹だ 

いや~、これはアルモドバル監督の作品でしかお目見えできないであろうセリフですよね!!!

この作品には原作があるようなのですが、このセリフはきっと、脚本も担当しているアルモドバル監督が書いたんじゃないかと思ってしまいます。

そうなんじゃないのかな~?!違うかな~??(笑)

原作が気になってきたので、今度読んでみようと思います!

 

気になるセリフはたくさん出て来たのですが、全部書くとキリがないので、今回は2つに絞ってみました。

他にも、アルモドバル監督っぽいなぁ~という狂気的なセリフも幾つかありますし、いつも通り、監督の映画には欠かせない美女たち(美しい裸体も)や、ラテンの美しい色彩、オシャレなインテリアなど、ストーリーだけではなく、全てに目を奪われます。

すぐにでも監督の他の作品も見返したいです!!

 

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[リミット]終始スリリングなワンシチュエーション映画!!(英語セリフ付き)

今日は、頭から終わりまで終始スリリングなワンシチュエーション映画[リミット]からのセリフをご紹介します。

 

まずは⇩作品紹介⇩から。

 

【映画紹介】

邦題: [リミット]
原題: Buried
監督: ロドリゴ・コルテス
出演: ライアン・レイノルズ
あらすじ: 

イラクで働くアメリカ人労働者ポール・コンロイは襲撃を受け、目覚めたら棺に入れられ土の中にいた。手元にあるものは携帯電話、ライター、ナイフ、ペン、酒。なぜここに入れられたのか?果たしてここから脱出できるのか?残された空気からタイムリミットは迫っている。
© 2009 Versus Entertainment S.L. All Rights Reserved.

  

【気になるセリフ】

棺桶の中で焦る主人公のポールが、妻の行方と国防省の電話番号を教えてもらおうとドナ(妻の親友または姉妹?)に電話をするが、真剣に取り合ってくれないことに激昂し、一度電話を切る。そして、落ち着いてから再度ドナに電話をし、さっきの態度について誠実に謝罪した後、心配するドナから電話番号を教えてもらう。その直後にポールが放った言葉。

〖日本語字幕〗
くたばれ
 
〖英語〗
OK, fuck you.

落ち着き払って謝罪までした挙句、心配して電話番号をすぐに教えてくれたドナに向かっての一言だったので、「ありがとう/OK, thank you.」を期待していただけに、ハッとしました!(笑)

 

国防省との電話で、身代金を支払わなければどうなるのかと聞かれ、ポールが返した言葉。

〖日本語字幕〗

“水族館に連れていく”

さあ どうする?

 

〖英語〗

What else?  They take me to the SeaWorld.

What the hell do you think, lady?

こんな状況で、しかも国防省の職員から、身代金を払わなければどうなるかなんて聞かれたら、かなりイラっとしますよね!(笑)

英語のセリフを直訳すると、「他に何があるよ?!奴らは俺をシーワールドへ連れてくのさ。君はどう思うんだ?(聞かなくても分かるだろ!)」となるので、2行目のニュアンスは、日本語字幕と英語でかなり違っていますが、字幕は文字数の制限があるので、ぴったりくる訳をあてるのは本当に大変でしょうね。

しかし、このシリアスな状況でこのノリツッコミ、私にはできないだろうなぁ~(笑)

 

この作品は、ほぼ棺桶の中の主人公ポールだけの映像なのですが、終始様々な仕掛けが待ち受けており、ワンシチュエーション作品にしては、思った程飽きることなく最後まで観ることができました。

ということで、これはどれだけ低予算なのかと調べてみると、何と300万ドル(日本円にして3億超)!!

そう考えると、ライアン・レイノルズのギャラだけで8~9割程持っていかれた感じでしょうか?!

予算を考えると、普通に公開されるぐらいのレベルの邦画でも、ハリウッド俳優のギャラ1本分だけで何本か作れちゃいますよね。

と思って調べてみると、こんな記事が!!

 

 

1年ぐらい 前の記事ですが、ちょうどライアンが1位になっていました。

しかも、訳のわからない桁で!!

ハリウッドって、本当にスゴイところですね!(笑)

 

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「モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~」エピソード8.“人生の最終ラップは より甘く”(英語セリフ付き)

私の大好きなニューヨークが舞台で、とても評価の高いドラマ 「モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~」のエピソード8.“人生の最終ラップは より甘く”を観ましたので、そこからのセリフをご紹介いたします。

 

 まずは⇩作品紹介⇩から。 

 

 【作品紹介】

邦題: モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~ ep8. 人生の最終ラップは より甘く
原題: MODERN LOVE ep7. "The Race Grows Sweeter Near Its Final Lap"
監督: トム・ホール
出演: ジェーン・アレクサンダー、ジェームズ・サイトウ、クリスティン・ミリオティ、ローレンティウ・ポッサ、キャサリン・キーナー、デヴ・パテル、アンディ・ガルシアアン・ハサウェイ、ゲイリー・カー、クインシー・タイラー・バーンスタインティナ・フェイジョン・スラッテリーソフィア・ブテラ、ジョン・ギャラガー・Jr、ジュリア・ガーナー、シェー・ウィガム、オリヴィア・クック、アンドリュー・スコット、Brandon Kyle Goodman
シリーズあらすじ:
思いも寄らない人物との友情。失恋のやり直し。転換期を迎えた結婚生活。デートとは言えないかもしれないデート。型にはまらない形の家族。これらすべては、ニューヨーク・タイムズ紙の人気コラム「Modern Love」に実際に投稿されたエッセーに基づく、愛の喜びや苦悩についてのユニークな物語だ 。
エピソードあらすじ:
老人の愛は独特だ。70代や80代にもなると、人生の酸いも甘いも経験し、己が何者かを思い知ったうえで、妥協する術を身につけている。そして人生のゴールテープはもう目の前に迫っていた。

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 【気になるセリフ】

老年になって結婚した夫婦の夫ケンが亡くなり、彼のお葬式で、妻のマーゴが行うスピーチでの言葉。

〖日本語字幕〗

老年の恋は特別で
より現実的です

 

〖英語〗

Old love is different, more realistic maybe.

始まる時から、もう既に終わりを意識しているということですね。

今の私には想像もできませんが、頭の片隅に死を意識しながらも、⇩のように若者と同じように恋が出来るなんて、人間って素晴らしいですよね。

 

マーゴのスピーチでの言葉2。

〖日本語字幕〗

ケンと私は若者たちが

することを全部しました

恋に落ち 旅行をし

部屋の模様替えをしました

庭いじりをし

回顧録を書き終えました

彼は私を“大事な人”と

 

〖英語〗

Old love is different, yet it is also the same because Ken and I did everything that young people do.

We fell in love.

We travelled.

We remodeled the house together.

We planted the garden.

I finished the memoir.

He called me sweetheart.

このスピーチ全体の間、マーゴとケンの2人がいかに愛し合っていたか、いかに幸せだったかが窺える映像&セリフがたくさん出てきます。

もう涙腺崩壊です(笑)

 

マーゴのスピーチでの言葉3。

〖日本語字幕〗

老年でも驚くほど

豊かに成熟します

 

〖英語〗

Young love, even for old people, can be surprisingly bountiful.

先のold love(老年同士の恋)との対比でyoung loveが使われているのだと思いますが、この場合は、若い人同士の恋という意味ではなく、even for old peopleで補足されているので、直訳すると、シニア同士の間であっても “(時間の経っていない)若い恋は”、驚く程豊かに成熟する、と言いたいのだと思います。

シニアになって新しく恋をする人たちも、若者たちと同じく、誰かを好きだという気持ちは変わらないのでしょうし、若い頃からずっと愛し合っているご夫婦も、新鮮さという面での違いはあるものの、この人が好きだという感覚自体は同様で(私の願望です 笑)、且つ、長い時間を過ごした分、より深く成熟した愛情も、それとは別であるのだろうなと思います。

もちろん、引退した旦那さんにずっと家にいられて困っている奥さんたちも沢山いらっしゃいますが、やはり私は、歳を取っても仲の良い、マーゴとケンのような微笑ましい老年夫婦になるのが夢です。

 

このエピソードには、マーゴとケンの恋物語と共に、今までのエピソードに出て来た主人公たちのちょっとした物語も挿入されます。

「この人はこの時はこういう状態だったんだ!」とか、「あの人はあの後そうなったんだね!」みたいな新たな発見があり、このシーズン全てのお話がニューヨークという1つの街の中で起きていて、皆こういうところで繋がっていたんだな~と分かります。

そこで改めて、この美しいニューヨークという街も、このドラマ全体としての最も重要な主人公の1人であることに気付かされました。

東京でも、どんな街や村でも、人間がいる限り、こういう素敵な物語が星の数ほどあるのでしょうね。

若い頃によく、カフェから外の行き交う人々を見て、あの人たちはどんな人生を送っているんだろうと妄想したりしていたのを思い出します。暇だったのかな?!(笑)

こんな素敵な物語がとても似合うニューヨークに、また遊びに行きたいなぁ~と思いを馳せながら、シーズン2の登場を待ち侘びようと思います!

 

今はそんなニューヨークも医療崩壊で大変なことになっており、とても心配ですが、そういう東京もかなりの危機的状況になってきたので、より気を引き締めて、一日も早く世界の状況が収束に向かいますよう、心より願っております。

皆さんも、本当にお気を付けて下さい!