気になるセリフ

映画やドラマ作品の中で気になるセリフをピックアップ

『メイジーの瞳』思ったよりサラッと観られるドラマ作品(英語セリフ付き)

前々から気になっており、結構ヘビーなのかと思って後回しにしていたのですが、観てみると、案外サラッと観られた『メイジーの瞳』からのセリフをご紹介します。

 

まずは⇩作品紹介⇩から。

 

【映画紹介】

邦題: メイジーの瞳
原題: What Maisie Knew
監督: スコット・マクギー、デヴィッド・シーゲル
出演: ジュリアン・ムーアアレキサンダー・スカルスガルド、オナタ・アプリール、ジョアンナ・ヴァンダーハム、スティーヴ・クーガン
あらすじ: 

離婚した両親の家を10日ごとに行き来することになった 6歳のメイジー。 ベビーシッターだったマーゴが、父と再婚。母は心優しいバーテンダーリンカーンと再婚する。 自分のことに忙しい両親は、次第にそれぞれのパートナーにメイジーの世話を押し付け、 マーゴとリンカーンと過ごす時間がほとんどになるメイジー。 ある日、母が突然ツアーに出かけ、メイジーは独り夜の街に置き去りにされてしまうのだが――。(Amazon Prime Videoより)
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【気になるセリフ】

メイジーの離婚直後の母スザンナが、バーテンダーリンカーンなら自分がいない時にあなたを見ていてくれると言った後、メイジーにかけた言葉。

〖日本語字幕〗
だから結婚したの
あなたのために
 
〖英語〗
I married him for you.
I married him for you.

この時は、娘に結婚したことすらも言っていない挙句、学校のお迎えにほぼ面識のないリンカーンを寄越した身勝手な自分を、それもこれも全部“あなたのために”と正当化して誤魔化しただけなのかと思っていたのですが、リンカーンがメイジーと遊んであげているのを見て嫉妬するシーンや、⇩のセリフで 本当にそうだったことに気付かされます。

 

メイジーが自分の書いたお話を母とリンカーンの前で読み上げ、リンカーンが自分の実の娘かのように誇らしげにメイジーを褒めたのを見た時のスザンナの言葉。

〖日本語字幕〗

気づかないと思う?

娘に取り入るなんて

あきれたわ

 

〖英語〗
What?  Am I invisible?
You know you don't get a bonus for making her fall in love with you.

直訳すると、「何事?私が見えないの?彼女(娘)をあなたに恋に落ちるよう仕向けてもボーナスはもらえないって知ってるわよね。」となりますが、結婚した直後の相手にこんな皮肉言う人います?(笑)

やっぱり彼のことが好きで結婚したわけではなく、元夫がメイジーのベビーシッターだった若くて美しい女性と結婚したのに対抗し、且つ、自分がいない時にメイジーの面倒を見ていてくれる若くて裕福ではないイケメンを、ベビーシッターを雇うぐらいの感覚で、結婚という形で拘束してみたということだったのでしょうね。

 

メイジーの両親は、2人ともとても身勝手な人たちで、娘の前でも汚い言葉で罵り合いますが、かと言って、2人とも娘を愛していないわけではなく、単独親権を争ったりもします。

でも、都合が悪くなると誰かに娘を押し付け、状況が落ち着くとまた身勝手に取り返すというようなことを繰り返すので、2人にとって娘はお気に入りのおもちゃのような感覚なんでしょうね。

私の周りではそういう事は聞いたことはありませんが、実際には時々あるようですし、もっと酷い状況もたくさんありますよね。

しかも、メイジーには、血は繋がらなくとも大切に面倒を見てくれる心優しい人たちがいてくれることもあり、思ったよりはサラッと観られる感じでした。

更に、その心優しい人たち(アレキサンダー・スカルスガルドジョアンナ・ヴァンダーハム)が双方ともに美しいとあれば、より観易いですよね!

ちなみに、ジュリアン・ムーアの嫌な女役、スティーヴ・クーガンのテキトー男役が相変わらずはまっており、メイジー役のオナタ・アプリールちゃんの素晴らしい演技&可愛らしさと言ったらなかったです!

 

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