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「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」シーズン1:エピソード8. “感謝祭”(英語セリフ付き)

ピアソン家の伝統行事の成り立ちを描く「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」のシーズン1:エピソード8. “感謝祭” からのセリフをご紹介いたします。

 

 まずは⇩作品紹介⇩から。 

 

 【作品紹介】

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邦題: THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから s1. ep8. 感謝祭
原題: This Is Us  s1. ep8. "Pilgrim Rick”
監督: サラ・ピア・アンダーソン
出演: マイロ・ヴィンティミリア、マンディ・ムーアスターリング・K・ブラウン、クリッシー・メッツ、ジャスティン・ハートリー、スーザン・ケレチ・ワトソン、クリス・サリヴァン、ロン・セファス・ジョーンズ
シリーズあらすじ:
これはあなたの物語です。誕生日が同じ36歳の男女3人。自分が演じる役に嫌気がさしているイケメン俳優、"脱肥満"を目標に努力する女性、幸せな家庭を築いているエリートビジネスマン。置かれている状況も性格もまったく異なる彼らには、誕生日以外にも共通点があった…。人生の壁を乗り越えようとする中で、それぞれが大切なものを失い、そして見つけ、3人の運命の糸が次第にたぐりよせられていく。
エピソードあらすじ:
ジャック一家は今年もレベッカの実家で感謝祭を過ごす予定だが、母との折り合いが悪いレベッカは落ち着かない。車で出発したものの、途中でアクシデントに遭ってしまう。(Amazon Prime Videoより)
提供:20th Century Fox Television

 

 【気になるセリフ】

ブコメに出て来るイケメンよりも素晴らしいと思っているトビーに、距離を置こうと告げる時のケイトの言葉。

〖日本語字幕〗

でも私は幸せじゃない

体重だけが問題じゃないのよ

今の私は――

私自身をコントロールしなきゃ

いけないの

それが――

他のどんなものより必要なのよ

それが何より大切なの 

 

〖英語〗

But, I’m still not happy, Toby.

Um, and it’s not just about my weight.

It's... it's just...

I’ve got to get a handle on myself, on the weight and on all of it.

And, I um...  God...

I... I need that more than anything right now, and I want it...

I want it more than anything right now.

ケイトは、そこまで好きな人に距離を置こうと言い出す程までに、追い詰められているんですね。

私だったらこんなに大胆な決断はできそうにないぐらいの、本当に辛い決断だったかと思います。。。

 

感謝祭を自分の家族と一緒に過ごさないかと誘うケヴィンに対するオリヴィアの返答。

〖日本語字幕〗

ケヴィン

ニュージャージー行きは

ゴメンよ

食パンみたいな退屈な家族と

過ごすのもね

 

〖英語〗

Kevin, I'm not spending Thanksgiving in New Jersey, meeting the walking slices of Wonder Bread responsible for... this.

同僚の(しかも、会ったこともない)家族のことを食パンに例えた挙句、ケヴィンのことを “これ” 扱いで、"responsible for this(これ、すなわちケヴィン、に対して責任のある)" ワンダーブレッド(食パン)だと言い捨てるなんて、親切なお誘いに対して、とても辛辣な返答ですよね!(笑)

日本ではワンダーブレッドと言われてもピンとこないため、日本語字幕では“退屈な食パン”と訳されていますが、ワンダーブレッドのパッケージはレトロでとても可愛いので、もし違う文脈で"the walking slices of Wonder Bread(歩くワンダーブレッド)"と言われたら、あのカラフルでポップなパッケージの歩く食パンを一瞬思い浮かべて、可愛いなと思ってしまいそうです(笑)

でも今回は、辛口なオリヴィアの真骨頂とでも言うべき高慢なセリフでした!

 

オリヴィアに「死ぬのってどう?」と聞かれ、ムッとしながらも質問に答えるウィリアムの言葉。

〖日本語字幕〗

この感じは・・・

人生の美しいピースが

自分の周りを舞っていて――

つかもうとする感じだ

私のひざで眠ってる孫娘の

寝息をつかみたいと思う

私のジョークで息子が笑うと

その笑い声をつかみたい

息子の胸から響く音を

だが どのピースも

動きが速くて つかめない

指先からこぼれ落ちてしまう

すると孫娘の寝息も

息子の笑い声も 形がなくなり

消える

 

〖英語〗

It feels... like all these beautiful pieces of life are flying around me, and I'm trying to catch them.

When my granddaughter falls asleep in my lap, I try to catch the feeling of her breathing against me.

And, when I make my son laugh, I try to catch the sound of him laughing..., how it rolls up from his chest...

But, the pieces are moving faster now, and I can't catch them all.

I can feel them slipping through my fingertips.

And, soon where there used to be my granddaughter breathing and my son laughing, there will be... nothing.

また毒舌なオリヴィアが出てきましたが、それに対するウィリアムの言葉は、さすがの詩人らしく美しいものでした。

この言葉を聞いているだけでも、テスとアニーの寝顔や呼吸、そしてランダルの笑顔と笑い声が鮮やかに目に浮かびますよね!

ウィリアムはこの直後に、クールを装うオリヴィアに痛烈なアドバイスを送りますが、それは、いつも斜に構える彼女の琴線にすら触れてしまいます。

そして、そのアドバイスはオリヴィアだけではなく、若者全体にとって身に沁みるものだと思うので、是非ウィリアムの言葉を聞いてみて下さいね!

 

このエピソードは、ピアソン家の現行の感謝祭の行事がどのようにできたのかを描いたものでした。

この元となるハプニングを、機転を利かせて楽しいものに変えたジャックは本当に素晴らしい父親で、そして、この経験を元に自分たちの伝統を作り上げる一家もとても素敵でした。

私もこんな家族を目指したいと思います!

でも、ラストはてんやわんやな混乱状態で終わったので、次のエピソードがとても楽しみです!!

 

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