気になるセリフ

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「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」シーズン1:エピソード7. “世界一の洗濯機”(英語セリフ付き)

兄と弟の葛藤をメインに描く「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」のシーズン1:エピソード7. “世界一の洗濯機” からのセリフをご紹介いたします。

 

 まずは⇩作品紹介⇩から。 

 

 【作品紹介】

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邦題: THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから s1. ep7. 世界一の洗濯機
原題: This Is Us  s1. ep7. "The Best Washing Machine in the Whole World”
監督: サイラス・ハワード
出演: マイロ・ヴィンティミリア、マンディ・ムーアスターリング・K・ブラウン、クリッシー・メッツ、ジャスティン・ハートリー、スーザン・ケレチ・ワトソン、クリス・サリヴァン、ロン・セファス・ジョーンズ
シリーズあらすじ:
これはあなたの物語です。誕生日が同じ36歳の男女3人。自分が演じる役に嫌気がさしているイケメン俳優、"脱肥満"を目標に努力する女性、幸せな家庭を築いているエリートビジネスマン。置かれている状況も性格もまったく異なる彼らには、誕生日以外にも共通点があった…。人生の壁を乗り越えようとする中で、それぞれが大切なものを失い、そして見つけ、3人の運命の糸が次第にたぐりよせられていく。
エピソードあらすじ:
幼少期からギクシャクした関係が続くケヴィンとランダル。ある晩2人きりで食事をすることになり、感情をぶつけ合う。また、ウィリアムはベスに長年隠してきた秘密を漏らしてしまう。(Amazon Prime Videoより)
提供:20th Century Fox Television

 

 【気になるセリフ】

からしっくりこない仲である兄ケヴィンと弟ランダルが、奇しくも初めて2人で食事に行くことになるが、それがきっかけで互いに対する思いが浮き彫りになる。その時のランダルの言葉。

〖日本語字幕〗

お前が俺を犬扱いした

俺も犬みたいに何度も

お前のところに行ったんだ

愛情や敬意のかけらをくれるかもとね

 

〖英語〗

It means you treated me like a dog.

And just like a dog, I kept coming again and again, just hoping for a scrap from you like a crumb of affection, kindness or respect...

ランダルは、ケヴィンから弟として認めてもらいたかっただけだったんですね。

学生時代のシーンが挿入され、姉のケイトに相談後、喧嘩したケヴィンと仲直りしようと兄に声を掛けますが、冷たくあしらわれてしまいます。

 

上記のランダルの言葉に対するケヴィンの発言。

〖日本語字幕〗

敬意が欲しい?

違う 勝ちたかったんだろ

事あるごとに

俺に勝ってきた

 

〖英語〗

Respect?  You wanted my respect?

Yeah, OK.  No, you wanted to show me up, Randall.

Which is what you did every single chance you got!

You showed me up!

それに対しケヴィンは、ランダルが常に自分にマウンティングを取ろうとしているのだと思い込んでいました。

そこにも、ケヴィンがそう確信した出来事が挿入されます。

フットボールは元々ケヴィンがやっていたのに、急にランダルも自分の通う別の学校でフットボールチームに入り、結局2人は対戦することになるのです。

恐らく、ランダルはケヴィンと仲良くしたくてフットボールをやり始めたのでしょうが、ケヴィンは、また弟がマウンティングを取ろうとしていると思ってしまい、そういうすれ違いが積み重なって時々大きな喧嘩が勃発し、そのまま深く話し合わないまま大人になるまで来てしまったんでしょうね。

でもこの後、2人の長年のわだかまりは溶けてきたように見えます。

2人はどのように歩み寄ったと思いますか?

こんなに長い間不仲だったにもかかわらず、やはり一緒に育った兄弟なんですね!

 

ベスと義理の実父にあたるウィリアムが2人で話しているシーンでのやりとり。

〖日本語字幕〗

ウィリアム:

私は ずっと独りだった 

今はランダルがいる

君もいる

それに寝る前も目覚めても

子供たちがいる

 

ベス:

いいことよね

 

ウィリアム:

1つを除けばね

死ぬのが寂しくなった

 

〖英語〗

William:

Me, I pretty much always lived alone.

Now, I have Randall... and you... and the girls to fall asleep to, wake up to everyday.

 

Beth:

I hope that's a good thing.

 

William:

Mostly...

Makes me feel sad to die.

今まで十字架を背負って孤独に生きてきたウィリアムが言うと、通常より何倍も重い言葉に聞こえますよね。

他のシーンなどで、ウィリアムが中心でないシーンであっても、皆の側で心から幸せそうに笑う彼の姿を観ていると、温かいものが込み上げて来て、とっても嬉しくなってしまいます。

 

このエピソードの冒頭とエンディングに出て来る、タイトルにある“世界一の洗濯機”にまつわるシーンもとても素敵で、ほっこりすると同時に、同じ音なのに映像が違うだけでこんなにも感じ方が違うものなんだなと、映像の偉大さを改めて感じるオシャレな演出でした!

 

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