気になるセリフ

映画やドラマ作品の中で気になるセリフをピックアップ

BS-TBS開局20周年記念ドラマ「伴走者」 原作とはもはや別作品ですが、エンタメ性抜群!!

原作の「伴走者」を読んで大変素晴らしい作品だったため、ドラマ化されたと聞き、BS-TBSの開局20周年記念となったドラマ「伴走者」を観ましたので、そちらからの気になるセリフをご紹介いたします。

 

まずは⇩作品紹介⇩から。 

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題名: 伴走者
原作: 浅生鴨「伴走者」(講談社
脚本: 清水有生
演出: 麻生学
出演: 吉沢悠市原隼人美村里江北乃きい、大地、荒井敦史、松井友作、黒宮けいた、寺戸郁人、浅川大治、高橋光臣鈴木浩介
あらすじ:
実業団陸上部から戦力外通告を受けたランナー・淡島祐一と、不慮の事故で視力を失った元サッカー選手の内田健二。ブラインドランナーとして再起を目指す内田は、パラリンピック出場を目標に掲げ、淡島を伴走者として迎える。初めは何かとぶつかり合っていた二人だが、次第に信頼関係が生まれていく。
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【気になるセリフ】

合宿所で、伴走者の淡島が夜中にキッチンに行って電気を点けると、ブラインドランナーの内田が独り食卓についており、驚く。そして、一通りやりとりした後、淡島が盲目の内田に向けて放った言葉。 

 目の見える人間の気持ちも考えろ

だから 電気は点けとけ

初めは、身勝手な考え方をする淡島が、相変わらず身勝手なセリフを吐いたなと思ったのですが、こう言われた内田は怒らずに、そんなこと初めて言われたと驚いたような返事をした時、彼は障害者として特別扱いされていないことに関して、逆に嬉しかったのかもしれないなと思いました。

 

原作(「夏・マラソン編」と「冬・スキー編」の2話が収録されています)でも、スキー編では、盲目の女子高生が、ほとんど何でも自分でできるのに、障害者として扱われることに不満を感じる様子が描かれていたことを思い出しました。

こちらは親切心で特段気を使っているつもりでも、逆に相手を傷つけていることもあるんだなと改めて感じさせられました。

 

このドラマ作品と、原作の小説とは毛色が結構違っていて、ドラマはよりエンタメ性を持たせるよう、恋愛や家族関係、友人関係などで、色んな盛り上がりを作ってありましたが、原作はブラインドランナーと伴走者の絆や走る際の注意点などを詳細に描いてあり、私にとって新しい分野だったこともありますが、色んな気付きをくれる作品でした。

特に原作を読んでいる時は、一緒に走っているような感覚になれ、私もマラソンしてみようかな~なんて思う程、気持ちが高揚する本当に素晴らしい作品でした。

ということで、同じ作品ですが、かなり違う原作とドラマ、是非両方とも、読んで・観て(VODどこかにあるかな?)、比べてみて欲しいです!!

 

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