『幸せなひとりぼっち』泣き笑い
今日は、笑いあり、涙ありのスウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』からのセリフをご紹介します。
まずは⇩作品紹介⇩から。
【映画紹介】
邦題: 幸せなひとりぼっち
原題: En man som heter Ove
英題: A Man Called Ove
出演: ロルフ・ラッスゴード、イーダ・エングヴォル、バハール・パルス
あらすじ:
妻に先立たれ、さびしさと悲しみに耐えきれなくなった中年男性オーヴェは自殺を思い立つ。しかし隣に引っ越してきたパルヴァネ一家との交流の中で、毎日のケンカは、いつしか、かけがえのない友情となり、閉じていたオーヴェの心を少しづつ開いていく。不器用なオーヴェが懸命に生きる姿は時に笑いを呼びそして涙を誘う珠玉の物語。
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【気になるセリフ】
いつも不機嫌な主人公オーヴェが、亡き父親のことを語る言葉の一節。
〖日本語字幕〗
父は”お人よし”と言われたが
人が良くて何が悪い?
確かに!と思う一言で、いつも人を疑ってかかる人と一緒にいるより、“お人よし”さんと一緒の方が断然気が休まりますし、信用できるなぁ~と感じたセリフでした。
こちらは、ある出来事を経験した幼い頃のオーヴェが、父親から掛けられた言葉になります。
〖日本語字幕〗
何事も正直が一番だ
だが正直になるには後押しが要る
時折ね
正直でいるのは、時々難しかったりしますよね。
大人の場合は、自分だけのことではなく、他人も複雑に絡んだ事象も沢山あると思うので特にですが…。
それでも、オーヴェのお父さんは、彼の背中をそっと押してくれました。
スウェーデンには、“運命とは人の愚行の積み重ね”という諺があるのでしょうか?!
〖日本語字幕〗
“運命とは人の愚行の積み重ね”と言う
それが本当なら 私の運命は
隣人の愚行の結果と言える
人の“善行”ではなく“愚行”というところにハッとしますが、オーヴェのように他人の愚行によって運命が変わるのは悲しいですね。
無論、そういうことも多々あると思いますが、そう考えて生きて行くのは辛いだろうなーと思います。
だからいつも不機嫌だったんだな、オーヴェは。
そんなオーヴェも、キュートで聡明な奥さんや、ざっくばらんで人懐っこい隣人たちに支えられ、ひとりぼっちでも幸せに生きることができました。
それもこれも、いつも不機嫌かもしれませんが、彼が正しく生きようと心掛けており、心根が良いからに違いありませんね。
小さいですが、笑って泣ける良い作品でした!
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